2026.06.17 水曜日
独立系フットボール批評紙
INDEPENDENT SINCE 2014

プレミアリーグ分析報

United and European Football Analysis · 戦術・移籍・データ
欧州サッカー分析
PREMIER LEAGUE ANALYSIS
第37節 LIVE
LIVE Bournemouth 1 - 0 Man City LIVE Bournemouth 1 - 0 Man City
HOME · ユナイテッド

モーガン・ロジャーズ争奪戦:アストン・ビラが1億ポンドの値札、アーセナル・ユナイテッド・チェルシーが競合

2026.06.15

ワールドカップ期間中もプレミアリーグの移籍市場は動き続けている。アストン・ビラのアタッキングミッドフィールダー、モーガン・ロジャーズをめぐり、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、さらにはPSGまでが獲得に動いていると伝えられ、この夏最大の争奪戦の一つに発展しつつある。

モーガン・ロジャーズ争奪戦の構図

World Morgan
World Morgan
Benjamin Haydon / Wikimedia Commons (Public domain)

移籍金: アストン・ビラは1億ポンド超えの値札を設定し、売り手優位の状況を作り出している。

今季の実績: ロジャーズは今シーズン、全コンペティションで14ゴール・12アシストという圧巻の数字を残し、その評価を急騰させた。イングランド代表として臨む2026年ワールドカップでもさらなる注目を集めることが確実だ。

各クラブの状況

アーセナルでは、ミケル・アルテタ監督が夏の最優先補強候補の一人としてロジャーズを指名していると報じられている。Football365によれば、スポーティングディレクターのエドゥ・ガスパールの後任であるベルタもビラへのアプローチを行ったとされ、クラブとして本格的に動き出している。ただし、アーセナル側にはモーガン・ギブス・ホワイトも代替候補として浮上しており、交渉の行方によっては戦略の転換もあり得る状況だ (Football365)。

マンチェスター・ユナイテッドは、ロジャーズをブルーノ・フェルナンデスの長期的な後継者として位置づけているとされる。フェルナンデスは今年9月に32歳を迎えるため、将来への投資という観点から見れば理にかなったターゲットだ。しかも、ロジャーズ本人が過去にユナイテッドへの強い思いを示す発言をしていたことも伝えられており、交渉において有利に働く可能性がある (The Standard)。

チェルシーに関しては、新監督のハビ・アロンソがロジャーズ獲得計画を全面的に支持していると報じられている。その背景にはコール・パーマーの去就問題がある。パーマーは今シーズン34試合出場・11ゴールに止まり、チェルシーの来季ヨーロッパ戦線不参加も相まって移籍の可能性が浮上。ユナイテッドがパーマーに8000万ポンドの評価額を提示しているとも伝えられており、チェルシーとしてはロジャーズをその後継者として確保したいという思惑がある (Football365)。

ロジャーズ本人の発言と移籍の行方

Rogers
Rogers
Peter McDermott / Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)

ロジャーズは昨年12月、ビラがユナイテッドを2-1で下した際に両ゴールを決め、試合後に「ユナイテッド戦は特別」「これほど大きなクラブはない」という趣旨の発言をしている。この言葉がユナイテッドへの親近感を示すものとして注目を集めており、獲得競争においてオールド・トラッフォード側にアドバンテージをもたらす可能性がある。

一方でビラは当然ながらロジャーズを手放すつもりはなく、1億ポンド超の強気な価格設定でクラブの姿勢を明確にしている。ワールドカップでの活躍次第では、さらに評価額が上昇する可能性も否定できない。

今節のポイント

モーガン・ロジャーズは今夏、プレミアリーグで最も争奪戦が激しくなる選手の一人と言えるだろう。アーセナルはアルテタが直々に獲得を推進し、ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスの後継者として本命視、チェルシーはアロンソ政権下でのコールパーマー代替として動く——三者三様の事情が絡み合う複雑な移籍劇だ。ビラが設定した1億ポンドの壁をどのクラブが突き崩すのか、ワールドカップでのロジャーズのパフォーマンスとともに注目が集まる。


情報源

p
WRITTEN BY
premier / premier

関連記事

RELATED

編集部 Editorial

p
premier
編集長 · 戦術担当