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ルーニーがトゥヘルの「奇妙な決断」を批判――マグワイアとショーがW杯落選

2026.06.17

2026年FIFAワールドカップ(カナダ・メキシコ・アメリカ開催)に向けたイングランド代表スカッド発表が大きな波紋を呼んでいる。マンチェスター・ユナイテッドのDFハリー・マグワイアとルーク・ショーが落選したことに対し、イングランドの歴代最多得点記録を持つウェイン・ルーニーが強い疑問を示した。

マグワイアのW杯落選――33歳ベテランが受けたショック

Maguire
Maguire
Ardfern / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

背景: マグワイアは今シーズン好調を維持し、3月の代表復帰を経てW杯切符への期待を高めていた。しかし指揮官トーマス・トゥヘルは最終的に彼をスカッドから外す決断を下した。

マグワイアは落選の知らせを受け「ショック」を受けたと伝えられている。現在66キャップを誇るベテランは、2018年ロシア大会でイングランドの4強入り、2022年カタール大会では8強入りに貢献した主力選手だった。ユーロ2024こそ負傷で欠場したものの、2026年3月の国際親善試合(対ウルグアイ・対日本)に召集されたことで本人の期待も高まっていたという。(The Standard)

トゥヘルは3月時点で「マグワイアを5番手のセンターバックと位置づけている」と公言していた。それでも今季の好パフォーマンスが落選を覆すには至らず、マグワイアはスカッドに選ばれた発表前に監督から直接電話で説明を受けたと報じられている。本人はその電話が「居心地の悪いものだった」と明かしており、その後「今夏、選手たちに最大限の健闘を祈る」とのコメントを残した。(ESPN)

ルーク・ショーの落選――もう一人のユナイテッド戦士

マグワイアとともに落選したのが、ユナイテッドのSBルーク・ショーだ。ショーはトゥヘル政権下でまだ一度も代表キャップを獲得しておらず、その点でマグワイアと比較すると落選自体はやや想定の範囲内とも言える。それでも、ユナイテッドの主力2名が揃ってW杯スカッドから外れたことは、クラブにとっても複雑な結果となった。(The Standard)

ルーニーの批判――「奇妙な決断」と「信頼」の間で

ルーニーはポッドキャスト「ウェイン・ルーニー・ポッドキャスト」の中で、トゥヘルのスカッド選考に対する見解を率直に述べた。マグワイアの落選については「マグワイアの件が一番大きかった。私にとってはかなりのショックだった」と述べ、「今の調子だけを見れば、ハリー・マグワイアが入れないのは非常に不運だと思う」と擁護した。(BBC Sport)

続けて「もしかしたらトゥヘルは、呼んでも使わないのは失礼になると考えたのかもしれない。実際はどうかわからないが」と監督の心理を推し量りつつも、最終的には「私が好まない決断もあるが、これまで見てきたすべてのことから、トゥヘルという監督に対する信頼感はある」と締めくくった。(BBC Sport)

一方、トレント・アレクサンダー=アーノルドの落選については「まったく理解できない(mind-boggling)」と発言しており、ルーニーの目にはトゥヘルの選考方針が複数の面で「奇妙」に映っている様子だ。(ESPN)

ルーニーはまた、トゥヘルが最終的にマグワイアの代わりとしてダン・バーンを選んだことを指摘。「ハリーかダン・バーンか、という選択肢でトゥヘルは明らかにバーンを選んだ」と分析した。攻撃陣については「3人のセンターフォワードがいることは嬉しい」と一定の評価も示した。(BBC Sport)

今節のポイント

2026年W杯に向けたイングランド代表スカッドをめぐる議論は、マグワイアとショーという2人のユナイテッド戦士の落選によって白熱している。66キャップのベテランであるマグワイアが今季好調にもかかわらず外された点は、ルーニーをはじめ多くの識者から疑問の声が上がっている。トゥヘルはマグワイアを「5番手のCB」と位置づけていたが、落選の決断は当人に直接電話で伝えるという誠実さも見せた。イングランドはデクラン・ライス、ブカヨ・サカ、ハリー・ケインらを軸にW杯に挑む一方、これらの選考論争がチームのまとまりに影響するかどうかも注目される。


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編集長 · 戦術担当