セリエAのトリノFCが新監督人事を動かした。元ACミランのDFとして知られるイグナツィオ・アバテが、クラブの指揮官として正式合意に達したことが明らかになった。ファブリツィオ・ロマーノも「ディール成立」と伝えており、イタリア国内での注目度も高い。
アバテ、トリノFC新監督に就任合意

goatling from Wherever my imagination can afford to go / Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)
見どころ: 元イタリア代表右サイドバックの監督としての初トップリーグ挑戦
契約内容: 2028年6月までの2年間
ファブリツィオ・ロマーノの報道によると、アバテとトリノFCの間で監督就任が合意に達した。Football Italiaも6月8日付けで「アバテとの基本合意に達した」と報じており、元ACミランのDFが2年契約で就任する見通しだ。(Football Italia)
今回の人事の背景には、トリノが当初本命視していたアルベルト・アクィラーニとの交渉決裂がある。アクィラーニはサッスオーロの監督に就任する方向で個人合意に達したとされ、トリノはその代替として現ユーヴェ・スタービア監督のアバテに白羽の矢を立てた形だ。(Football Italia)
アバテは現役時代、ACミランの右サイドバックとして長年プレーし、イタリア代表としても22キャップを獲得。現役引退後は指導者キャリアを歩み、ユーヴェ・スタービアで手腕を発揮してきた。(Transfermarkt)
セリエA監督交代ドミノ——アバテ就任の文脈

Ron Kroon / Anefo / Wikimedia Commons (CC0)
今夏のセリエAでは監督人事が相次いでいる。フィオレンティーナはファビオ・グロッソの新監督就任を発表(2028年6月まで)。サッスオーロはアクィラーニ獲得に動いており、トリノはその玉突きでアバテ招聘に踏み切った構図だ。(Football Italia)
アクィラーニは今季、カタンツァーロをセリエB昇格プレーオフ決勝まで導いており(惜しくもモンツァに敗退)、その実績がサッスオーロの目に留まった。一方のアバテも、ユーヴェ・スタービアでの仕事ぶりで評価を高めており、トリノにとって実績ある選択肢だった。(Football Italia)
今節のポイント
アバテのトリノFC新監督就任合意は、2028年6月までの2年間という契約で正式にまとまった。元本命のアクィラーニがサッスオーロに流れたことによる代替候補の浮上だったが、ユーヴェ・スタービアでの指導実績を持つアバテは決して格落ちの人選ではない。フィオレンティーナ(グロッソ)、サッスオーロ(アクィラーニ)、トリノ(アバテ)と、イタリア人指導者によるセリエA監督就任の波が今夏の移籍市場を彩っている。
情報源
- Torino set to appoint ex-Milan player Abate as new head coach – Football Italia
- Report Aquilani ready for Sassuolo job, Torino turn to Abate – Football Italia
- Official: Italy World Cup winner Grosso is the new Fiorentina coach – Football Italia
- Ignazio Abate – Transfer history – Transfermarkt