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アモリム解任でマンUが補償金£8〜10m節約へ、ACミラン移籍が鍵

2026.06.16

ルベン・アモリムがACミランの監督就任に向けて交渉が進むなか、マンチェスター・ユナイテッドにとって予想外の”節約効果”が浮上している。アモリムが新たな職を得ることで、ユナイテッドが支払う補償金が大幅に減額される見通しだ。解任コストの全体像を振り返りながら、この最新展開を整理する。

アモリム解任コストの全体像

Amorim
Amorim
Agência Lusa / Wikimedia Commons (CC BY 3.0)

2026年1月5日にアモリムを解任したユナイテッドは、ニューヨーク証券取引所への届け出で最大£15.9mの補償金引当金を計上していることを明らかにした。これはアモリムとそのコーチングスタッフへの支払い上限額にあたる。さらに、2024年11月にスポルティングから引き抜いた際のコスト(償却前の£6.3m)も合わせると、アモリムの招へい・解任に伴う費用は最大で約£22mに上る計算だ (BBC Sport)。

なお遡れば、エリック・テン・ハグの解任費用(£10.4m)とアモリムの招へい費用(£11m)を合わせた£21.4mを2024年11月に計上しており (The Guardian)、直近2度の監督交代でクラブが費やしたコストは合計で£37mを超える規模となっている。

ACミラン就任交渉がもたらす「節約効果」

ここに来て状況が動いた。アモリムのACミラン行きが確実視されており、これによりユナイテッドが支払う補償金が最大£8〜10m節約できる見通しとなった。移籍情報専門家ファブリツィオ・ロマーノも同様の情報を拡散している。

スカイ・スポーツのペーパートークも「アモリムのACミラン移籍が成立すれば、ユナイテッドは補償金の支払いを最大£10m削減できる」と報じており (Sky Sports)、新たな雇用が確定すれば残存する補償金支払義務が相応に縮小されるという仕組みだ。BBCによれば、補償金の最終額は将来の雇用状況に連動していると事情に詳しい関係者が説明しており、アモリムが別のクラブに就任した場合にユナイテッドの支払い義務が軽減される条項が契約に盛り込まれているとみられる。

スカイ・スポーツによれば、今回明らかになった財務報告ではユナイテッドが2025年12月期第2四半期に£32.6mの利益を計上したことも示されており、財務的なポジティブな側面もある (Sky Sports)。

アモリムの成績と遺産

63試合を指揮したアモリムの勝率はわずか31.9%で、ユナイテッドの歴代常任監督の中で最低の勝率という不名誉な記録を残した。2024年末にリーズとのアウェー戦を1-1で引き分けた翌日、クラブ上層部を公然と批判したことが解任の直接的な引き金となった (BBC Sport)。

今節のポイント

アモリムのACミラン就任は、ユナイテッドにとって純粋な財務的恩恵をもたらす。最大£10mの節約は、今夏の補強資金に直結しうる額だ。テン・ハグ解任からの2年間で£37m超を監督交代コストに費やしたクラブとしては、少しでも損失を圧縮したい状況であることは間違いない。財務健全化とチーム再建を同時に進めるユナイテッドにとって、アモリムの”転職”は皮肉にも朗報となった。


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編集長 · 戦術担当