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ラッシュフォード、バルセロナへの完全移籍が破談へ — 2028年まで契約のユナイテッド復帰が現実に

2026.06.11

マンチェスター・ユナイテッドからバルセロナへ期限付きで移籍していたマーカス・ラッシュフォードド(28歳)の完全移籍交渉が、事実上の決裂に向かっている。期限は6月15日に迫っており、現在ワールドカップ本番前のイングランド代表に合流中のラッシュフォードの去就が、オールド・トラフォードの夏の移籍市場における最大の懸案事項として浮上している。

バルセロナの完全移籍オプション不行使 — €3000万を巡る攻防

Barcelona Marcus
Barcelona Marcus
Kismenők / Wikimedia Commons (CC0)

現状: バルセロナはユナイテッドとの間に設定されていた€3000万(約2580万ポンド)の完全移籍オプションを行使しない方針を固めたと、移籍専門家のファブリツィオ・ロマーノが報告している。

交渉の経緯: バルセロナ側はオプション金額を€1500万前後まで引き下げるよう交渉を試みたが、ユナイテッドは自クラブの評価額から一切の値引きを拒否した。両クラブ間にまだ公式なコミュニケーションはないとされているが、選手周辺からも「期限が過ぎる可能性が高い」との見方が出ている。

ゴードン効果: バルセロナがニューカッスル・ユナイテッドからアンソニー・ゴードンを約£6930万で獲得したことが、完全移籍を困難にした最大の要因だ。ゴードンはラッシュフォードと同じ左サイドを主戦場とし、ワールドカップでもイングランド代表でのスタメンを争うライバル関係にある。(BBC Sport)

バルセロナの姿勢: クラブは「来週早々に最終決定を伝える」と主張しているが、完全移籍を見送る方向性は濃厚だ。一方で、2シーズン目のローン移籍については引き続き関心があるとされており、実現すれば再びゴードンとの左サイド争いが繰り広げられる可能性がある。(Standard)

ユナイテッドにとっての難題 — 高額契約と再統合の問題

Rashford
Rashford
Ardfern / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

完全移籍が流れた場合、ユナイテッドはラッシュフォードを抱えたまま夏に突入することになる。彼は2028年まで有効なクラブ内でも上位に入る高額契約を保持しており、少数株主のジム・ラトクリフ卿が推進するトップチームの給与水準引き下げ方針と真っ向から対立する状況だ。

監督のマイケル・キャリックはかつてラッシュフォードの元チームメイトであり、オーレ・グンナー・スールシャール解任後の暫定監督として3試合ともに仕事をした深い関係がある。チームへの再統合という観点では、昨夏に前任のルベン・アモリムによって「爆弾部隊」に追いやられた経緯があるだけに、キャリックとの関係が鍵を握る可能性もある。(BBC Sport)

ユナイテッドはラッシュフォードの再交渉には応じない立場を明確にしており、他クラブからのオファーにはオープンな姿勢を見せているという。ロマーノによればバルセロナが提示した「最終条件」も、クラブが許容できる範囲には至っていないとされる。(Football365)

ユナイテッドの夏の動向 — 3選手の退団も発表

ラッシュフォード問題と並行し、ユナイテッドは今夏の大規模な陣容刷新を進めている。すでに3選手の退団を正式発表しており、ゴールキーパーのエデルソン獲得も決定済み。さらに1名、おそらくは2名の中盤補強も見込まれている。ラッシュフォードの去就決定は、こうした夏のウィンドー全体の行方にも影響を与えるため、6月15日の期限が重要な分岐点となる。(Football365)

今節のポイント

バルセロナは€3000万の完全移籍オプションを行使せず、ラッシュフォードは6月15日の期限後もユナイテッドとの契約(2028年まで)が残る見込みだ。バルサは2度目のローン移籍には依然として関心を示しているが、ユナイテッドが再び期限付き貸し出しに応じるかは不透明。ワールドカップ期間中のラッシュフォードのパフォーマンスが他クラブの関心を引くことも考えられ、この移籍劇の結末は大会後まで持ち越される可能性が高い。


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編集長 · 戦術担当