マンチェスター・シティによるノッティンガム・フォレストのエリオット・アンダーソン争奪戦が急速に過熱している。シティは6月10日、固定額1億0600万ポンド+出来高1500万ポンドという英国移籍市場史上最高額に迫る新たな入札を行ったが、フォレストはこれも拒否。23歳の英国人ミッドフィールダーの行方は混沌としたまま、夏の移籍ウィンドウ最大の注目案件となっている。
エリオット・アンダーソン移籍交渉の経緯

Mark Anderson / Wikimedia Commons (CC BY-SA 2.0)
交渉の現状: シティが提示した総額最大1億2100万ポンドのパッケージはフォレストに受理されず、交渉は継続中。
入札の経緯: シティは6月3日ごろに最初のオファー(8000万ポンド)を提示したが、フォレストはこれを即座に退けた。その後、固定額1億0600万ポンド+出来高1500万ポンドという大幅に引き上げた条件で再オファーを行ったものの、フォレストは再び拒否した。(BBC Sport)
なぜ今これほどの高値か: 2023年に記録されたアーセナルのデクラン・ライス獲得額(1億0500万ポンド)が現在の英国人選手の移籍金レコードだが、アンダーソン争奪戦はその数字を超える可能性がある。アンダーソンは2025-26シーズンにプレミアリーグ38試合出場で4ゴール4アシスト、ヨーロッパリーグも含めると計50試合出場とフォレストで充実したシーズンを送り、トーマス・トゥヘル率いるイングランド代表のワールドカップメンバーにも選出されている。(Transfermarkt)
シティが狙う理由: キャプテンのベルナルド・シルバがチームを離れたことでシティの中盤は補強が急務となっており、アンダーソンがその最優先ターゲットに位置づけられている。ニューカッスル育ちのアンダーソンへの関心はシティ内で長らく続いており、本人もエティハドへの移籍を前向きに検討しているとされる。(BBC Sport)
マンチェスター・ユナイテッドの動向

DncnH from Nottingham, UK / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)
マンチェスター・ユナイテッドもアンダーソン獲得に意欲を示していたが、状況は変化している。6月8日時点では幹部が「シティを上回ることができる」と楽観的な見方を示していたものの、その後の報道ではシティとの入札合戦には参加しない方針に傾いていることが伝えられている。ユナイテッドのジェイソン・ウィルコックスはアンダーソン以外にもマテウス・フェルナンデス(ウェスト・ハム、要求額8000万ポンド)を監視しており、他の中盤・前線の補強オプションを並行して検討している。(The Guardian)
今節のポイント
シティはすでに2度の入札を行い、フォレストは計1億2100万ポンド相当の提示をいずれも拒否した。フォレストがアンダーソンに求める値段がさらに高いのか、あるいは売却そのものに消極的なのかが焦点となる。ワールドカップ期間中も双方のクラブ間での交渉は継続可能であり、大会の進展とともに決着する可能性もある。英国人選手の移籍金レコード更新が現実的な水準まで来ており、今夏の移籍市場を象徴する一戦となりそうだ。
情報源
- Man City have opening Anderson bid rejected by Forest – BBC Sport
- Manchester United think they can beat City to £100m-rated Elliot Anderson – The Guardian
- Forest reject British record £120m bid for Elliot Anderson from Man City – The Telegraph
- Will Elliot Anderson join Manchester City? – Transfermarkt
- Transfer Centre LIVE! – Sky Sports