プレミアリーグ最下位で降格したウォルバーハンプトン・ワンダラーズが、チャンピオンシップへの備えを急ピッチで進めている。2026年6月8〜10日の約24時間のうちに、元イングランド代表右サイドバックのキーラン・トリッピアーと、クラブのプレミアリーグ最多得点者であるラウル・ヒメネスをともに無料で獲得。いずれも35歳のベテランながら、チームに経験とリーダーシップをもたらす即戦力として期待されている。
キーラン・トリッピアー加入——ニューカッスルを離れ古巣格下カテゴリへ

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移籍の概要: トリッピアーは契約満了によりニューカッスル・ユナイテッドを離れ、ウルブズと2年契約(フリートランスファー)を結んだ。2022年1月にアトレティコ・マドリーから加入したニューカッスルでは4シーズンで160試合に出場し、2017年から2024年にかけてイングランド代表として54キャップを積んだ実績を持つ。
ロブ・エドワーズ監督は加入発表時、「今季足りなかったもの、来季必要なものは分かっている。経験、リーダーシップ、タフなキャラクターだ。トリッピアーはすべての条件を満たしている」とコメントしており、チャンピオンシップを戦う上での精神的支柱としての役割を期待していることが明確だ。(BBC Sport)
ラウル・ヒメネス再加入——フラムを離れモリニューへ”凱旋”

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移籍の概要: ヒメネスはフラムとの契約が6月末に満了するのに伴い、フリートランスファーでウルブズへの復帰が正式合意となった。メディカルも完了済みで、契約期間は2年+オプション1年。(BBC Sport)
ウルブズとは2018年から2023年までの5年間で166試合57ゴールを記録した「英雄」であり、プレミアリーグにおけるクラブ最多得点(40ゴール)も彼の名義だ。その後フラムに移籍し、98試合28ゴールを積み上げた。現在はW杯開催国メキシコ代表として国際デューティ中で、大会初戦となる南アフリカ戦(6月12日予定)に向けた準備を進めつつ、古巣復帰が決まった格好だ。
ウルブズのチャンピオンシップ再建戦略
昨季プレミアリーグ最下位となったウルブズは、2017-18シーズン以来初めて2部でのプレーを余儀なくされる。クラブは即時昇格を目標に掲げており、今夏の補強ではコストを抑えつつ実績あるベテランを積極的に獲得する方針を取っている。
2人はともに35歳のフリーエージェントという共通点を持つ。大きな移籍金が不要なため財政的リスクを抑えながら、チャンピオンシップというフィジカル面での消耗が激しいリーグを戦い抜く経験値を持ち込める点でも理に適った補強と言えるだろう。エドワーズ監督が強調した「経験とキャラクター」を体現する2人の加入により、ウルブズの再建プロジェクトは早くも具体的な形を見せ始めた。
今節のポイント
わずか24時間で2人のベテランフリーエージェントを一気に確保したウルブズの動きは、チャンピオンシップへの真剣な取り組みを示している。トリッピアーの豊富な国際経験とヒメネスのクラブ得点王という看板は、降格直後のチームに必要なリーダーシップと得点力を補完する。ただし、両選手ともに35歳という年齢はシーズンを通じたコンディション管理の課題でもあり、若手との融合をどう図るかがエドワーズ監督の腕の見せどころとなる。
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