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フライブルク対マザーウェル、UEFAカンファレンスリーグPO抽選結果

2026.08.04

2026年8月3日に行われたUEFAカンファレンスリーグのプレーオフラウンド抽選で、スコットランドのマザーウェルが強敵・フライブルクと対戦する可能性が浮上した。ただし、その前にマザーウェルはフィンランドのHJKヘルシンキとの予選ラウンドを突破しなければならない。スコットランド勢が軒並み欧州の舞台に挑むなか、マザーウェルにとっては歴史的ともいえるビッグマッチへの道筋が見えてきた。

マザーウェル vs HJK/フライブルク(UEFAカンファレンスリーグPOラウンド)

Freiburg
Freiburg
Rufus46 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)

見どころ:マザーウェルはまず8月6日(アウェー)・13日(ホーム)のHJKヘルシンキ戦を制する必要がある。突破した場合、プレーオフラウンドで昨季ヨーロッパリーグ準優勝のフライブルクと激突する。

スケジュール:HJK vs マザーウェルの第1レグは8月6日、第2レグは8月13日。ホームでの第2レグを終えた後、勝者がフライブルクとプレーオフラウンドへ進む。

注目の対決:フライブルクは昨季のヨーロッパリーグでゲンク、セルタ・ビーゴ、ブラガを下して決勝まで勝ち進んだ強豪。アストン・ビラに3-0で敗れて準優勝に終わったものの、その実力は欧州の中堅上位クラスに位置する。マザーウェルにとって、まさに「最も見たくなかった相手」との対戦となった。(BBC Sport)

フライブルクは今季ブンデスリーガで7位という結果でカンファレンスリーグのプレーオフラウンドへ直接進出を果たした。元フライブルクのMFでもあるユリアン・シュスター監督が指揮を執り、DF陣にはドイツ代表経験を持つマティアス・ギンター(元ボルシア・ドルトムント)やオーストリア代表のフィリップ・リエンハートを擁する。また、GKミオ・バックハウスをヴェルダー・ブレーメンから約1030万ポンド、FWケイスケ・ゴトウをアンデルレヒトから約860万ポンドで獲得するなど、マザーウェルとはかけ離れた規模の補強資金を持つ。(BBC Sport)

一方のHJKは今大会に向けた予選でコールレーン(北アイルランド)を3-0(通算8-0)で退けており、コンディションは上向きといえる。ただし、直前に臨む相手を踏まえると、マザーウェルにとってHJK戦の一番のカギは「いかに消耗せずに勝ち上がるか」という点にある。

スコットランド勢・欧州全体の抽選結果(概要)

Motherwell
Motherwell
TheSportsDB / Brett Motherwell

今回の抽選ではスコットランドの各クラブが異なる大会・フェーズで欧州に挑む構図が明確になった。(BBC Sport)

  • セルティック(チャンピオンズリーグPO):オーストリア王者LASKと対戦。第1レグは8月18・19日にホームで実施。
  • レンジャーズ(ヨーロッパリーグPO):ヤギェロニア・ビャウィストク(ポーランド)に勝利した場合、ラーン(北アイルランド)またはイベリア・トビリシ(ジョージア)と対戦。
  • ハート・オブ・ミドロシアン(ヨーロッパリーグPO):ベンフィカに勝利した場合、AGFオーフスまたはサバー(アゼルバイジャン)と対戦。敗れた場合はカンファレンスリーグPOへ。
  • ハイバーニアン(カンファレンスリーグPO):シュケンジア(北マケドニア)に勝利した場合、IFKヨーテボリまたはヘント(ベルギー)と対戦。

戦術的考察

フライブルクはユリアン・シュスター体制のもと、ブンデスリーガ中堅クラブながらコンパクトな守備組織と堅実なトランジションサッカーで欧州舞台での実績を着実に積み上げてきた。昨季ヨーロッパリーグでゲンク、セルタ・ビーゴという技術的に優れた相手を下した点が示すように、単純な個人能力ではなく戦術的な規律と組織力がこのチームの武器だ。

マザーウェルのアルフレッド・ヨハンソン監督にとって最大の課題は、フライブルクの守備的なブロックをどう崩すかだ。フライブルクはギンターとリエンハートの守備コンビが中央を締め、相手に縦のスペースを与えない。マザーウェルがカウンターを狙う展開に持ち込めれば可能性は残るが、フライブルクのビルドアップ力と試合コントロールの巧みさを前に、自陣に押し込まれる時間が長くなると予測される。

またマザーウェルにとって大きなポイントは「アウェーゴールをいかに防ぐか」ではなく、ファーパークでのホームゲームでサポーターの力を借りて先制できるかどうかにある。ハイプレスを前面に出しながら最初の15〜20分で相手を揺さぶる展開が理想だ。それができなければ、フライブルクの経験とクオリティが時間とともに差となって現れるだろう。

数字で読む

フライブルクの昨季欧州実績は際立っている。ヨーロッパリーグの本大会リーグフェーズで7位に入り、ノックアウトラウンドではゲンク、セルタ・ビーゴ、ブラガを撃破して決勝へ進んだ。これがクラブ史上わずか7回目の欧州挑戦での快挙だ。決勝ではジョン・マギン(アストン・ビラ)の活躍もあって3-0という完敗を喫したが、ここまでの道のりがフライブルクの現在地を証明している。

フライブルクのGK補強については、バックハウスをヴェルダー・ブレーメンから報道で約1030万ポンド、ゴトウをアンデルレヒトから約860万ポンドで獲得。この2選手だけで合計約1890万ポンドに上る。スコットランドのクラブにはほぼ不可能な規模の投資であり、戦力差の背景がうかがえる。

HJKはコールレーン戦を通算8-0(3-0含む)という大差で突破しており、チームとしての完成度は高い状態にある。マザーウェルにとってこの相手をしっかり退けることが、まず最初の関門だ。

編集部の見解

率直に言って、マザーウェルにとってフライブルクは過酷すぎる相手だ。昨季ヨーロッパリーグで準優勝を果たしたドイツのブンデスリーガクラブと、スコットランド・プレミアシップのクラブでは、資金力・経験・選手層のあらゆる面で格差がある。「奇跡の番狂わせ」の可能性がゼロとは言わないが、現実的にはフライブルクが2試合を通じて圧倒すると見るべきだ。

それでもマザーウェルが欧州のプレーオフラウンドという舞台に立てること自体、クラブとして誇らしい快挙である。アルフレッド・ヨハンソン監督が構築しつつある戦術的なベースと若手中心のチーム構成は、この経験を通じて大きく成長できる素地を持っている。勝ち抜けは難しくても、ファーパークでのホームゲームで好勝負を演じることが次のシーズンへの信頼貯金になる。

今回の抽選全体を見渡すと、スコットランド勢が欧州3大会すべてに複数クラブが挑む構図は、スコットランドサッカーの底上げを象徴している。セルティックのLASK戦が最注目カードではあるが、マザーウェル+フライブルクという組み合わせも欧州サッカーファンには見逃せない一戦となるだろう。

今後の注目点

最初の焦点はマザーウェル対HJKヘルシンキの予選ラウンドだ。第1レグが8月6日(HJKホーム)、第2レグが8月13日(マザーウェルホーム)に行われる。この2試合の結果次第で、フライブルクとのビッグマッチが現実になるかどうかが決まる。

HJKはフィンランドリーグで直前にコールレーンを3-0で下しており、コンディション面で優位に立つ可能性がある。マザーウェルがアウェーの第1レグでどれほど失点を抑えられるかがカギを握る。ホームの第2レグでファーパークのサポーターを後ろ盾にした戦いができれば、突破の可能性は十分に残る。

仮にマザーウェルが勝ち進んだ場合、フライブルク戦のプレーオフラウンドは8月20日前後の週に行われる見込み。このタイミングはスコットランド・プレミアシップの序盤とも重なり、マザーウェルにとってターンオーバーや選手起用の采配が試される時期となる。ヨハンソン監督がリーグと欧州を両立させながらチームをどう管理するかも注目点だ。また、他のスコットランド勢——セルティックのLASK戦(8月18・19日)、レンジャーズのEL予選(8月20日)——と合わせて、8月中旬から下旬にかけてスコットランドサッカーの欧州挑戦が一気にクライマックスを迎える。


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編集部 Editorial

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編集長 · 戦術担当