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第4節 速報
Crystal Palace v Ipswich Town 23:00 Liverpool v Fulham 23:00 Aston Villa v Nottingham 23:00 Bournemouth v Brentford 23:00 Chelsea v Hull City 23:00 Tottenham v Everton 01:30 Sunderland v Arsenal 04:00 Crystal Palace v Ipswich Town 23:00 Liverpool v Fulham 23:00 Aston Villa v Nottingham 23:00 Bournemouth v Brentford 23:00 Chelsea v Hull City 23:00 Tottenham v Everton 01:30 Sunderland v Arsenal 04:00
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トッテナム vs ニューカッスル|£3億超投資のスパーズが開幕2連敗の衝撃、ハイソン監督を助けた”新司令塔”の正体とは【第2節 戦術分析】

2026.08.30

試合の流れ

前半

トッテナム・ホットスパー・スタジアムに6万1,025人を集めた一戦は、ホームのスパーズが試合の主導権を握る展開となった。ロベルト・デ・ゼルビ監督は夏の新戦力を5人起用。マンチェスター・シティからローン加入したオマール・マルムーシュがトップ下でデビューを飾り、元ニューカッスルのサンドロ・トナーリが£1億の移籍金を伴いアウェイ側サポーターの注視を浴びながら中盤に入った。

キックオフわずか3分、トナーリが致命的なミスパスを喫しミッキー・ファン・デ・ベンのバックパスを乱す場面があり、同選手が相手へのファウルで早々に警告を受ける。ただその後は落ち着きを取り戻し、マシス・テルが15分にゴールキーパーを試し、ペドロ・ポロの至近距離シュートはルイス・ホールの卓越したブロックに阻まれた。

マルムーシュはアンドルー・ロバートソン(元リバプール、今夏スパーズ加入)のコーナーから際どいシュートを放つなど積極的に絡み、前半終了間際にはヤン・パウル・ファン・ヘッケのヘディングをゴールキーパーのルカシュ・ホルニーチェクがポイントブランクで阻止した。スパーズは57%のポゼッションで主導権を持ちながらも、最後の精度を欠いてスコアレスのままハーフタイムへ。

後半

後半に入るとニューカッスルが段階的に試合を掌握し始めた。47分にはマルムーシュが倒れてPKを主張したが認められず。ジョー・ウィロックがキンスキーをかわしながらも制御できずにチャンスを逃し、スヴェン・ボトマンの遠距離弾は惜しくもコースが変わった。

膠着が続いた62分、試合は動いた。デビュー戦のニコ・ゴンザレスが縦横に広大なクロスフィールドパスを送り、アマル・デディッチが頭でつなぐと、アンソニー・エランガがトナーリをかわしてターン、ポストに当てながらゴール左隅に突き刺した。

72分には追加点。ニック・ウォルテマーデ(途中出場)がコーナーキックをフリックすると、ヨアン・ウィサがオーバーヘッドキックで豪快にネットを揺らし、アウェイサポーターを歓喜させた。スパーズは17本のシュート(xG:1.04)を記録しながら一度もゴールを脅かせず、ニューカッスルは枠内2本のみでそれをすべて仕留める完璧なカウンター戦術を披露した。


戦術分析

トッテナムの狙いと実行

デ・ゼルビ監督は4-2-3-1を採用。ロバートソン、マルムーシュ、テル、マテウス・フェルナンデスら夏の新戦力を積極投入し、高ポゼッションによるビルドアップを志向した。前半のスパーズはサイドを起点にチャンスを創出し、ポロ・マルムーシュのコンビで右サイドを繰り返し崩そうと試みた。

しかし致命的な弱点は「最終局面の精度」だった。xG1.04を17本のシュートで生み出しながら枠内シュートがゼロという数字は、ペナルティエリア内の決定力不足を如実に示している。リシャルリソン・マディソン・サビオ(サビーニョ)が不在という事情はあるが、£3億超の投資をもってしてもフィニッシュの質は一向に解決されていない。

また中盤のトナーリは£1億の期待に応えられず、エランガのゴールシーンで相手に易々とターンを許した。守備強度の面でも、ニューカッスルのカウンターに対して中盤の撤退が遅れる場面が後半に目立った。

ニューカッスルの狙いと実行

マティアス・ヤイスレ監督(プレミアリーグ初勝利)の4-2-3-1は、守備ブロックの組織と鋭いカウンターを核とした「リアクティブ・フットボール」を展開した。前半はルイス・ホールの献身的なブロックや整然とした5バック気味の守備でスパーズの攻撃を無効化。ゴールキーパーのホルニーチェクが4本のセーブで奮闘し、失点ゼロでハーフタイムを迎えた。

最大の勝因はデビューを飾った新加入ニコ・ゴンザレス(マンチェスター・シティから£5200万で獲得)のクオリティだ。ESPNの解説者シャカ・ヒズロップが「ゴンザレスがトッテナムの守備を”アンロック”した」と称えたように、広いエリアをカバーするパス視野と配球精度が先制点の起点となった。エランガ・ウィサのアタッカー陣はブロックを敷いてスペースを待ち、正確なカウンターで2得点。最少リソースで最大効果を発揮した試合運営だった。


ターニングポイント

① 62分:ゴンザレスの対角線パス→エランガの先制弾

均衡を破ったのは”デビュー戦の新司令塔”だった。ゴンザレスのワイドなクロスフィールドパスがデディッチのヘッドを経由し、エランガがトナーリを置き去りにしてポスト内側にシュート。組織だったカウンターの完成形であり、この一撃でスパーズのメンタルも崩れた。

② 72分:ウィサのオーバーヘッドキック

途中出場のウォルテマーデがコーナーからフリック、ウィサが教科書通りのアクロバット弾を決めて試合を決定づけた。2点ビハインドになったスパーズは組織的な攻撃を維持できず、多くのファンが試合終了前にスタジアムを後にした。


選手評価

アンソニー・エランガ(ニューカッスル)★★★★★

開幕2試合連続ゴール。トナーリとの1対1を完璧にさばき、ポスト内側への技ありフィニッシュ。2003-04シーズンのアラン・シアラー以来となる開幕2試合連続得点の偉業を達成した。

ニコ・ゴンザレス(ニューカッスル)★★★★☆

デビュー戦で先制ゴールのアシスト。広いエリアをカバーする視野と正確な対角線パスで、ニューカッスルの「司令塔」としての資質を即座に示した。

ヨアン・ウィサ(ニューカッスル)★★★★☆

71分の途中出場からわずか1分でオーバーヘッドキックを決め、試合に決着をつけた。開幕から2試合連続でゴールに絡む勝負強さを発揮。

サンドロ・トナーリ(トッテナム)★★☆☆☆

古巣相手に容赦ないブーイングを浴び続け、先制点の場面でエランガに完全にかわされた。バックパスのミスや球際での軽さも目立ち、£1億の期待には程遠い出来。75分に交代するとスタンドのニューカッスルサポーターから大きな歓声が上がった。

オマール・マルムーシュ(トッテナム)★★★☆☆

マンチェスター・シティからのローン加入でのデビュー。前半は最大の決定機を右足サイドボレーでワイドに外すなど惜しい場面が続いたが、献身的な動きと豊富な運動量は光った。チームが得点できなかった責任の多くは彼以外の問題でもある。


この結果が意味するもの

スパーズは開幕2試合でブレントフォードに0-3、ニューカッスルに0-2と合計0-5の惨敗。前回2シーズン連続で最終節残留を経験したクラブが、今夏£3億超を投じながら依然として得点ゼロ・最下位という現実は深刻だ。次節はアウェイでノッティンガム・フォレストと対戦するデ・ゼルビ体制にとって、正念場がすでに始まっている。一方のニューカッスルは4ポイントで暫定4位に浮上。ヤイスレ監督が新体制を軌道に乗せ、ゴンザレス加入の効果も即座に示された。次節のボーンマス戦も自信を持って臨める態勢が整いつつある。


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編集部 Editorial

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編集長 · 戦術担当