マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーは、過去85年以上にわたって途切れることなく、少なくとも一人のアカデミー出身者をトップチームのマッチデースクワッドに送り込んできた。その輩出力は世界屈指と言っても過言ではなく、クラブの黄金時代を支えた選手の多くがこのアカデミーで育った。本記事では、ソースに記載のある主要な成功選手を一覧形式でまとめる。なお、掲載情報は執筆時点のものであり、選手の所属・状況は変動する場合がある。
ユナイテッド・アカデミー出身の主要成功選手一覧
▼ クラブで長期にわたって活躍した選手
- ゲイリー・ネビル:「クラス・オブ・92」の一員として知られる最も成功したアカデミー卒業生の一人。ユナイテッドでの19年間のキャリアで、プレミアリーグ8回制覇・チャンピオンズリーグ2回制覇を達成し、通算出場602回・イングランド代表85キャップを記録した。
- ライアン・ギグス(Ryan Giggs):ユナイテッドのアカデミーから成功を収めた選手として名前が挙がる代表的な一人。長年にわたってファーストチームに貢献し続けた。
- ポール・スコールズ:アカデミーからトップチームに昇格し、ユナイテッドで成功を収めた選手としてクラブ公式でも名前が挙げられている。
- デビッド・ベッカム(David Beckham):ユナイテッドのアカデミーで育ち、ファーストチームで活躍した選手として、クラブ公式が紹介している成功例の一人。
- ダレン・フレッチャー(Darren Fletcher):クラブ公式ページで「ピッチ上でユナイテッドに貢献した自クラブ出身選手」として、ベッカムらと並んで紹介されている。
- マーカス・ラッシュフォード:「近年のアカデミー最大の成功例の一つ」とクラブ公式が位置づけている選手。ユナイテッドの背番号10を背負い、ファーストチームの主力として活躍してきた。
▼ 他クラブで成功を収めた選手
- ウェス・ブラウン(Wes Brown):1996年にユナイテッドのファーストチームへ昇格し、ジミー・マーフィー・アカデミー最優秀選手賞を2度(1998年・1999年)受賞。その後、ユナイテッドおよびサンダーランドでプレミアリーグのキャリアを積んだ。
- ダニー・シンプソン(Danny Simpson):2006年にアカデミーを卒業し、2010年にクラブを去った後、レスター・シティで2016年のプレミアリーグ優勝を果たしたことがクラブ公式にも記されている。
- ジェラール・ピケ(Gerard Piqué):ユナイテッドのアカデミー出身者としてクラブ公式が言及している選手。その後バルセロナへ移籍し、世界的な成功を収めた。
編集部の見解
今回一覧で確認できる選手の顔ぶれを眺めると、ユナイテッドのアカデミーが「自クラブで成功した選手」と「他クラブで花開いた選手」の両方を輩出してきた点が際立つ。ゲイリー・ネビルのようにクラブひと筋で19年間・602試合という圧倒的なキャリアを築いた選手がいる一方、ジェラール・ピケのように一度リリース・移籍を経てから世界最高峰の選手となった例もある。クラブ公式も「アカデミーの成功はトップチームへのデビューという一次元的な統計だけで定義されるものではない」と明言しており、育成哲学の幅広さが伺える。また、「過去85年以上、マッチデースクワッドにアカデミー出身者が途絶えることなく存在する」という事実は、バルセロナのラ・マシアと並び称されるほどの一貫した育成力の証左だ。マーカス・ラッシュフォードのようにアカデミーからクラブの象徴的存在にまで成長する例が続く限り、このアカデミーの評価は揺るぎないだろう。
情報源
- Manchester United F.C. Under-21s and Academy – Wikipedia(英語版)
- Life after the Manchester United Academy – Manchester United 公式サイト
- Life after the Academy – Manchester United 公式サイト
