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マンチェスター・ユナイテッド歴代GK一覧|プレミアリーグ最多クリーンシートは誰?

2026.08.20

プレミアリーグが創設された1992-93シーズンから現在(2026-27シーズン)まで、マンチェスター・ユナイテッドのゴールマウスを守ってきたGKたちは、クラブの栄枯盛衰を最前線で見届けてきた。伝説のピーター・シュマイケルから”クリーンシート王”デビッド・デ・ヘアまで、各時代の正守護神を試合数・クリーンシート数とともに完全網羅する。なお、本記事のデータはTransfermarktおよびWikipediaの記録に基づくものであり、数字は参照時点のものです。


歴代ゴールキーパー一覧(プレミアリーグ限定・1992-93〜2026-27)

第1期:シュマイケル黄金時代(1992-93〜1998-99)

  • ピーター・シュマイケル(Peter Schmeichel)/デンマーク:1992-93〜1998-99シーズンにわたってユナイテッドの正GKを務め、ファーガソン時代の黄金期を象徴する存在。プレミアリーグでユナイテッド在籍時に112のクリーンシートを記録し、プレミアリーグ通算でも128クリーンシートを達成した最初の100クリーンシート達成GKである。
  • ゲイリー・ウォルシュ(Gary Walsh):1993-94と1994-95シーズンにバックアップとして出場し、シュマイケル不在時にゴールを守った。1993-94シーズンには10試合に出場している。
  • ケビン・ピルキントン(Kevin Pilkington):1994-95〜1997-98シーズンに控えGKとして在籍し、わずかなリーグ出場機会を得た。
  • レイモンド・ファン・デル・ゴウ(Raimond van der Gouw):1996-97シーズンから数シーズンにわたってバックアップを担い、シュマイケルを陰で支えた。

第2期:過渡期の混乱(1999-00〜2004-05)

  • マーク・ボズニッチ(Mark Bosnich)/オーストラリア:1999-2000シーズンにシュマイケルの後継として正GKを任されたが、23試合の出場にとどまった。パフォーマンスの波が激しく、1シーズンで正GKの座を失った。
  • マッシモ・タイビ(Massimo Taibi)/イタリア:1999-2000シーズンに4試合出場したものの、クリーンシートはゼロ、11失点と苦戦を強いられ、ユナイテッドGKとしては短命に終わった例として知られる。
  • ファビアン・バルテズ(Fabien Barthez)/フランス:2000-01〜2002-03シーズンに在籍したフランス代表GK。3シーズンで合計92試合に出場し、34クリーンシートを記録。ただし安定感に欠くプレーで批判を受けることも多かった。
  • ロイ・キャロル(Roy Carroll)/北アイルランド:2001-02〜2004-05シーズンにバックアップ兼正GK代理として活躍。2002-03シーズンには10試合、2004-05シーズンには26試合と比較的多くの出場機会を得た。
  • ティム・ハワード(Tim Howard)/アメリカ:2003-04シーズンに32試合出場と正GKとして1シーズンを過ごし、12クリーンシートを記録。翌2004-05シーズンは出場機会を減らし、後にエバートンで大きな成功を収めた。

第3期:ファン・デル・サール時代(2005-06〜2010-11)

  • エドウィン・ファン・デル・サール(Edwin van der Sar)/オランダ:2005-06〜2010-11シーズンに在籍し、プレミアリーグのユナイテッドで90クリーンシートを記録。2008-09シーズンには14試合連続クリーンシートというプレミアリーグ最長記録を樹立した伝説的GK。
  • トマシュ・クシュチャク(Tomasz Kuszczak)/ポーランド:2006-07〜2010-11シーズンにかけてファン・デル・サールの控えとして在籍し、各シーズンで数試合ずつ出場した。
  • ベン・フォスター(Ben Foster)/イングランド:2007-08〜2009-10シーズンに在籍し、主にカップ戦で出場機会を得た。後にウェスト・ブロムウィッチなどで正GKとして長く活躍した。
  • ベン・アモス(Ben Amos)/イングランド:2011-12シーズンに1試合出場した若手GK。ユナイテッドのアカデミー出身で、リーグ戦出場は限られた。

第4期:デ・ヘア長期政権(2011-12〜2022-23)

  • デビッド・デ・ヘア(David de Gea)/スペイン:2011-12シーズンから2022-23シーズンまで、12シーズンにわたってユナイテッドの正GKを担った。プレミアリーグにおけるユナイテッド在籍時のクリーンシートは147を記録しており、プレミアリーグ歴代4位の数字。2017-18シーズンには37試合出場・18クリーンシートという自己最高の安定感を見せた。
  • ビクトル・バルデス(Víctor Valdés)/スペイン:2014-15シーズンに2試合に出場したバルセロナのレジェンドGK。デ・ヘアの控えとして短期間在籍した。
  • アンデルス・リンデゴール(Anders Lindegaard)/デンマーク:2011-12〜2013-14シーズンにバックアップとして在籍。2011-12シーズンには10試合に出場し、2クリーンシートを記録した。
  • セルヒオ・ロメロ(Sergio Romero)/アルゼンチン:2015-16〜2017-18シーズンにかけて第2GKとして在籍し、カップ戦を中心に活躍。リーグ戦でも数試合出場し、出場機会では高いクリーンシート率を誇った。
  • ジョエル・ペレイラ(Joel Pereira)/ポルトガル:2016-17シーズンに1試合出場し、クリーンシートを達成した若手GK。
  • ディーン・ヘンダーソン(Dean Henderson)/イングランド:2020-21シーズンにデ・ヘアと正GKの座を争い、13試合に出場して5クリーンシートを記録。その後ノッティンガム・フォレストなどに移籍した。

第5期:オナナとラメンス(2023-24〜現在)

  • アンドレ・オナナ(André Onana)/カメルーン:2023-24シーズンに38試合フル出場(9クリーンシート)、2024-25シーズンにも34試合に出場(9クリーンシート)。現在も正GKとしてマイケル・キャリック体制を支えている。
  • アルタイ・バユンドゥル(Altay Bayındır)/トルコ:2024-25シーズンおよび2025-26シーズンに第2GKとして在籍し、限られた出場機会をこなした。
  • セニ・ラメンス(Senne Lammens)/ベルギー:2025-26シーズンに32試合出場・8クリーンシートと正GKとして台頭し、2026-27シーズンも引き続き守護神を担っている若手GK。

編集部の見解

マンチェスター・ユナイテッドのゴールキーパー史を俯瞰すると、際立つのは「長期政権型」GKへの依存傾向だ。ピーター・シュマイケルが7シーズン、エドウィン・ファン・デル・サールが6シーズン、デビッド・デ・ヘアに至っては実に12シーズンと、正GKが決まったら長くポジションを守るのがユナイテッドの流儀である。

一方でその「谷間」の時期——シュマイケル退団直後の1999-2000〜2004-05年——は、ボズニッチ、タイビ、バルテズ、キャロル、ハワードと次々に正GKが交代した混乱期であり、クラブの補強失敗例として今も語り継がれる。

統計面では、デ・ヘアのユナイテッド在籍時147クリーンシートはプレミアリーグ歴代4位の記録であり、ユナイテッドのGKとしては最多。また、ファン・デル・サールが2008-09シーズンに記録した14試合連続クリーンシートはプレミアリーグの最長記録として現在も破られていない。現在はオナナとラメンスが正GKの座を争う形になっており、新時代の守護神争いが注目される。


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編集長 · 戦術担当