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クーニャ争奪戦にマン・ユナイテッドも参戦、チェルシーは移籍金約60億円を要求

2026.06.12

チェルシーのスペイン代表左サイドバック、マルク・クチュレラ(27)をめぐる移籍騒動が加速している。3月の物議を醸した「バルセロナ拒否は難しい」発言から約3ヶ月が経過したいま、マンチェスター・ユナイテッドまで獲得レースに参入したと報じられ、クチュレラの去就が夏の移籍市場最大の焦点のひとつになりつつある。

クチュレラの発言とチェルシーへの痛烈な批判

Marc Cucurella
Marc Cucurella
Timmy96 / Wikimedia Commons (CC0)

スペイン代表の国際Aマッチ期間中、クチュレラはチェルシーのオーナーグループ「BlueCo」による運営を公然と批判。フロントの補強戦略や監督人事における経験不足を問題点として指摘し、「クラブはトップレベルからやや遠い」とも言及した。さらに、チェルシーを去ったエンツォ・マレスカ監督について「残るべき人物だった」と述べ、クラブの判断に疑問を呈した(Football365)。

母国スペインに帰還したいという意向も隠さず、「バルセロナからのオファーを断るのは難しいだろう」と率直に語ったクチュレラ。ただし、チェルシーには「今は幸せだ」と付け加え、代理人にも「今は何も聞きたくない」と情報を遮断するよう指示しているとも明かした(ESPN)。バルセロナの下部組織「ラ・マシア」出身であるクチュレラにとって、カンプ・ノウへの帰還は特別な意味を持つ。

バルセロナ・マンU・アトレティコが争奪戦、移籍金は約60億円

Transfermarktのうわさ情報によれば、直近ではバルセロナ(2026年6月8日更新)とアトレティコ・マドリード(45%の可能性と評価)がクチュレラへの関心を示しており、両クラブが争奪戦を繰り広げている(Transfermarkt)。

そこに6月8日、マンチェスター・ユナイテッドも参戦したと報じられた。新監督マイケル・キャリック体制のもと、左サイドバックの補強を最優先事項としているユナイテッドにとって、クチュレラは最有力候補に浮上。チェルシーは2029年まで契約が残る同選手の売却額として約5000万ユーロ(約60億円)を提示しているとされる(Football365)。

バルセロナ移籍の最大の障壁はバルデの去就

スペイン誌Mundo Deportivoによれば、クチュレラ本人はバルセロナ復帰を望んでいるものの、短期的には難しいと理解しているという。最大の障壁は、バルセロナに同じスペイン代表の左サイドバック、アレハンドロ・バルデが在籍していること。クチュレラの移籍はバルデの放出と連動する可能性が高く、それまでは動きが取りにくい状況にある(The Standard)。

なお、チェルシーでは新監督にシャビ・アロンソの就任が決定しており、同じスペイン人指揮官のもとでクチュレラは引き続き主力として期待されている立場にある。

今節のポイント

クチュレラは「今は幸せ」と言いつつも、バルセロナへの帰還意欲と、チェルシー運営への不満を公言するという複雑な状況に置かれている。チェルシーにとっては2029年まで契約が残る主力を手放すかどうかという判断が迫られ、買い手候補はバルセロナ・アトレティコ・マン・ユナイテッドと群雄割拠の様相を呈してきた。シャビ・アロンソ新監督がどのような構想を持つかも、クチュレラの去就に大きく影響する。夏の移籍市場が開く前に状況が一気に動く可能性は高い。


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