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モウリーニョ、レアル・マドリード監督に3年契約で復帰決定――13年ぶりの再登板

2026.06.05

ジョゼ・モウリーニョが13年ぶりにレアル・マドリードの監督に返り咲くことが正式に決まった。バルセロナに連続リーグ優勝を許し、チャンピオンズリーグも2年連続で準々決勝敗退と、トロフィーなしで終えた2025-26シーズンを受け、マドリーは強権的なポルトガル人指揮官の再招聘という大胆な決断を下した。

モウリーニョ復帰の経緯と契約内容

Should Jose
Should Jose
Unknown authorUnknown author / Wikimedia Commons (Public domain)

背景: レアル・マドリードは、ハビ・アロンソが1月に退任した後、アルバロ・アルベロアが暫定的に指揮を執ってきたが、来季に向けた正式な監督人事が急務となっていた。

契約内容: モウリーニョは3年契約に署名し、レアル・マドリードの新監督として就任することが確定した。ただし、契約が有効となるのは現会長フロレンティーノ・ペレスが6月7日に行われるクラブ会長選挙で再選された場合に限られる。正式な就任会見は選挙後となる予定だ。(BBC Sport)

ベンフィカからの移籍コスト: モウリーニョは昨年9月に2年契約でベンフィカの監督に就任し、今季リーグ3位という成績を収めていた。彼のベンフィカとの契約には、シーズン最終戦から10日以内であれば300万ユーロ(約260万ポンド)という低コストの解約条項が設けられており、マドリーはこれを活用して比較的安価に獲得できる見通しだ。(BBC Sport)

ペレス会長の意向: 交渉はハビ・アロンソ退任のわずか2日後にはすでに開始されており、ペレス会長がモウリーニョ復帰を最優先で検討していたことが明らかになっている。キリアン・ムバッペ、ビニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガムを擁するスカッドに規律と勝利への執念を取り戻す人物として、ペレスはモウリーニョを最適な人選と判断したようだ。(The Guardian)

モウリーニョの前回のマドリー在籍とその後のキャリア

Mourinho Madrid
Mourinho Madrid
https://www.flickr.com/photos/apasciuto/ / Wikimedia Commons (CC BY 3.0)

2010年から2013年の最初のマドリー在籍時、モウリーニョはラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スペイン・スーパーカップを制した。その後チェルシーへ復帰後、マンチェスター・ユナイテッドではリーグカップとヨーロッパリーグ、ローマではコンファレンスリーグを獲得している。その後、トッテナム、フェネルバフチェを経てベンフィカへと渡った。現在63歳のモウリーニョにとって、これが同クラブへの2度目のチャレンジとなる。(The Guardian)

クラブ内の状況と会長選挙

低迷するマドリー: 2025-26シーズン、マドリーはバルセロナとの2-0のエル・クラシコ敗戦でリーグタイトルを奪われ、CLでもバイエルン・ミュンヘンに6-4のアグリゲートで敗退した。2年連続のタイトル無しという結果が、ペレス会長をして20年ぶりとなる対抗候補が出馬する会長選挙を召集させる事態を招いた。(BBC Sport)

対立候補の動き: 再生可能エネルギー実業家のエンリケ・リケルメがペレスに対抗して立候補しており、もし彼が当選した場合にはロドリ(マンチェスター・シティ)の獲得を最初のターゲットとし、スポーツ・ディレクターには元マドリーのレジェンド、ラウルを据えることを公約としている。しかし現状ではペレスの再選が有力とされており、モウリーニョの契約もペレス続投を前提としたものだ。(The Guardian)

今節のポイント

モウリーニョのレアル・マドリード復帰は、クラブが2年連続でタイトルを失った危機的状況を受けた、フロレンティーノ・ペレスによる「勝利優先」の賭けとも言える人事だ。13年前と同様、論争を呼ぶ強権的スタイルのモウリーニョが、ムバッペ・ビニシウス・ベリンガムという現代的なタレントをどう掌握するかが最大の焦点となる。会長選挙(6月7日)を経て正式就任となるが、世界最大のクラブを舞台に「スペシャル・ワン」が再び戦う体制は、ほぼ整ったと言ってよいだろう。


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編集部 Editorial

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